- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2013/04/12
- メディア: 単行本
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読了。30代半ばで振り返る「若かった」自分の話。
そういえば先日読み終わった『オスカー・ワオの短く凄まじい人生 (新潮クレスト・ブックス)』はSF好きのオタクがマジックリアリズムに触れる話、ではなく、オタクの主人公に到る一族が背負った「呪い」の話だった。
『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』、ドミニカの「呪い」を背負った一族に生まれた、SF・アニメ・ファンタジーオタク(テーブルトークRPGも大好きだし、もちろん想像通りのすごいデブだ)と、その姉・母・両親の人生。
— kandachiさん (@oheso) 2013年4月7日
「呪われる」って、この世界には暴力ってものが存在するんだな、と自分のこととして理解してしまうのと同じことなのかな。
— kandachiさん (@oheso) 2013年4月7日
あるものが「世界」に存在していると認識してしまった状態を「呪い」にかかると言うならば、その存在を引き受けて生きていくこと・自分の意思でその「呪い」を乗り越えていくことこそが、生きていくことなのかなあ、なんて思った。終わらない『百年の孤独』みたいな話で面白かったです。