気分は日記

あんまり調べずに書く、よくある感じの日記です。

簡単日記(20240526)

ACL決勝2ndレグ、アル・アイン横浜F・マリノスを見る。アラブ首長国連邦の都市アル・アインで行われる試合は、日本時間では朝1:00のキックオフ。前日19時くらいに一度ベッドに入ってみたが特段眠りにつけることもなく、のっそりとした身体で見始めた。

中東のチームはホームで強いとの噂は本当だった。マリノスは試合開始直後からアウェイの雰囲気に呑まれ地に足がついていなかった。一方アル・アインは守備時のポジショニングが1戦目と比べて整理され、つり出されることなく1対1で強く当たりカウンターを効率的に仕掛けてくる。畠中のファールによるPK(逆に相手FWのシミュレーションに見えた)、ポープのDOGSOによる退場(畠中の接触がファールならそうだろう)が痛かった。ヤン・マテウスの個人技で1点返すも、結果は5-1。1戦目とは別チームのように戦術が整理されたアル・アインの準備勝ちとの印象だった。

ACLが終わってしまった。水曜夜、仕事をそそくさと切り上げ試合を見続けて、韓国・蔚山にも応援を口実に遠征したあの楽しい日々が終わってしまった。選手が一番悔しいだろうが、自分のことのように追い続けていたぼくも悔しい。ただサッカーを見ているだけなのに。中村俊輔と共に優勝できなかった2013年、等々力競技場での光景を思い出す。あのときから10年以上かけて積み上げてきた物語のひとつの到達点がACL決勝だったと感じた。決勝で勝ち、ACL優勝に至るまでには、また新しい物語が必要なのかな。サッカー選手の選手生命はそう長くない。一方で、サポーターは自分からサポーターであることを辞めなければ、そのチームのことをずっと見ていられる。見ている間は入れ替わっていく選手の人生や運営会社の変化、試合毎の関連性といった営みに物語を見出して、目の前の出来事に意味を付加し続けてしまう。どこかのチームを心に決めて10年、20年とサッカーを見続けていくことは、おもしろくて罪深い。

簡単日記(20240525)

休日。昼過ぎまで待ち、サンダル履きで近所の銀だこへ。たこ焼き、鳥皮を揚げたやつ、枝豆にメガハイボールアセロラみたいな味がするトマトサワーも飲んだ。帰る前に卵だけ買おうとマルエツに寄るが、飲み足らずビールとネギトロ巻き、コロッケもカゴに入れる。酔いに任せてサーティーワンにも入店。選びきれずトリプルポップにして、マスクメロン、ナッツトゥユー、ボーノ!クアトロフォルマッジを持ち帰る。休日だからこれで良いのだ。

簡単日記(20240524)

J・M・クッツェー 著、くぼたのぞみ 訳『ポーランドの人』を読む。ポーランド出身の老ピアニスト・ヴィトルトがバルセロナの音楽サロンでベアトリスに一目惚れし、その想いを持ちながら亡くなるまでの話。ヴィトルトがベアトリスに寄せる盲目的な想いはベアトリスにはピンとこないし、ベアトリスがヴィトルトに期待するムードはヴィトルトにはまったく伝わらない。言語の不自由さに由来する距離があり、それは音楽でも超えられず、やっと詩によって決定的にすれ違っていたことが表現されていて、「恋愛」とはいかに独りよがりな妄想であるかが示される。ヴィトルトがショパンで評価を得ていたのも、ロマンティシズムへの皮肉に感じた。

簡単日記(20240523)

チャーハンのうまい中華料理屋のチャーハンが780円から850円に値上がりした。ハンバーガーのうまいオイスターバーのハンバーガーもここ数年かけて100円、また100円と値上げして1,200円になっている。このインドカレー屋さんはまだ据え置きですなあ、とモゴモゴ言いながら入店。カレー3種のセット1,200円を選ぶと、豆のカレーがもう無いらしい。じゃあ2種でも大丈夫ですよ、ではお安くしますからとの会話を経て美味い。お代は900円であった。

簡単日記(20240518)

最近、また少し本が読めるようになってきた。最近読んだもの2冊。

荒木優太 編著『在野研究ビギナーズ  勝手にはじめる研究生活』(明石書店)。在野研究者15人の体験と実践がそれぞれの言葉で紹介されていて、インディーレーベルのコンピレーションアルバムのようなクールさと刺激のある本。在野研究者とは、大学などの研究機関に所属せず好きなことを研究し続けている人のこと。やはり生活の糧を得ながら研究を続ける点はそれぞれ苦労が読み取れるが、それ以上に自発的に研究を続けている様子は楽しそうに見えた。人文系は在野でもかなりやれることがあるのかな。個人的にはかなり元気をもらってしまった。

佐藤直子『女性公務員のリアル なぜ彼女は「昇進」できないのか』(学陽書房)。首都圏政令指定都市の公務員として自身のキャリアがどうして「このようなキャリアパス」になったのかに興味を持ち、公務員のまま埼玉大学の博士後期課程で学んでいる著者による「昇進」の仕組みへのまなざし。女性公務員には周辺業務が割り当てられ、昇進後に必要なスキルが身に着けられる基幹業務の経験が不足している事実を明文化していて、強い。公務員に限らずJTC的風土を持つ組織では多かれ少なかれ同様の状況があるだろうし、男性についても同様の選別が行われていることは実感としてわかる。登用制度についてもう少し考えたくなる。

簡単日記(20240517)

アーティゾン美術館でルーマニアの彫刻家、コンスタンティンブランクーシ(1876-1957)の回顧展『ブランクーシ 本質を象る』。家具職人を経てから美術の専門教育を受け、ロダンの工房で下彫り工として働き短期間で辞めた経歴がおもしろい。イサム・ノグチが一時期ブランクーシの助手だったことを初めて知った。

ブランクーシ本人が自らの撮影した写真作品が思いのほか良くて、彫刻作品のフォルムがどのような観念を表現したいがための形なのかを追体験できるようだった。だから、できれば写真作品をポストカード化して売って欲しかった。《雄鶏》は豊田市美術館収蔵作品らしい。ブランクーシ、もっと大きな作品も見てみたいな。

常設展も見どころがたくさんあって、ブランクーシ展のと関連性も意識されており、とても良かった。清水多嘉示におけるマティスからの影響を、へーと思いながら眺める。

簡単日記(20240508)

何か違いが欲しくて少し歩き、関内のインドネシア料理店『チンタ ジャワ カフェ』へ。ナシゴレンビーフンゴレンなど知った料理の中に「チキンのお粥」なるものがある。お粥だがターメリック風味らしい。なにやら焼き鳥のようで焼き鳥では無さそうな串焼きが付いている。これは確かな違いがある。違いがあるが、いまぼくが欲しい違いはこの距離のものなのだろうか。日本語が聞こえてこない店内でメニューを眺め、頼んだのはビーフンゴレンだった。海老の香りや良く焼かれた卵の食感が、細いビーフンに織り込まれており期待通りうまい。