その世界でしか通用しない言葉で詠う

六本木ヒルズのツタヤってあんまり漫画置いてないのな。

ポエム番長 (Sanctuary books)

そんなサブカルコーナーで買った本。各県の暴走族総長など、ワルのトップが書いたポエムをまとめたもの。ポエム自体はまあまあ。それ以上に、同時に収録されてる各総長の名言が出色だった。以下、いま適当に開いたページを引用。

20人の強い奴らが集まったチームだった。
横浜20チームの中でもトップだったよ。
当時、何でもつぶしちゃうから、
「フライパン」て呼ばれてたかな。

フライパンの使い方からして普通の人とちがうのな。ピエール瀧のつっこみも面白い。へらへらしながら読めました。読んだあと、まったく何も得られない感じも爽快。これ、全国の暴走族の人は買うのかなー。「高橋先輩、詩人としてデビューしたらしいぜ？」「まじかよ、ハンパねえ！」ってな感じにさ。売れたらヤンキーを囲い込む新しいビジネスモデルとなりうるかも。いやならない。1500円は高いです。

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