2024-01-03 簡単日記(20240102) 日記 ステファン・ヤロチニスキ 著、平島正郎 訳『ドビュッシィ 印象主義と象徴主義』を読む。ヤロチニスキの本書における主な取り組みは以下の2つ。 「印象主義」という用語がクロード・アシル・ドビュッシィの音楽に適用できるのか、できるとしたらどの程度までか 「象徴主義」こそがドビュッシィの作品に滲みこんだ潮流であったことを明らかにできないか 「印象主義」との概念が絵画の枠を超え「音楽上の印象主義」なるものが見いだされていく過程に、人間の解釈への欲望を感じる。とてもおもろしろく眺めたが、ほとんど読めていないと感じる本だったので、その意味でも書名を日記に記しておく。