気分は日記

あんまり調べずに書く、よくある感じの日記です。

テクノロジーは愛の言葉


NHK技術研究所の一般公開に行ってきました。技術解らなくても楽しめる展示だったなー。ハイビジョンの次の規格になるスーパーハイビジョン関連の展示が豊富でした。

特に『スーパーハイビジョン・シアター』がヤバいです。3300万画素のカメラで撮影したねぶた祭りの映像を大スクリーンで見たのですが、めちゃくちゃ情報量あってぜんぜん全体を見きれない。ねぶたの骨組みになっている竹ヒゴの1本から、踊りまくる人々の表情まで。どれもくっきりと捉えられていて、一部分を見てるだけでも楽しめる。これだけ高精細な映像が後世に残せるとなると歴史の作られ方も変わってきちゃいますね!なんて思いつつ1人でアホ面しながらNHKグッジョブと拳を握り締めたのでした。

あと超高速通信衛星「きずな」を用いたスーパーハイビジョン映像の伝送パフォーマンスも面白かったなあ。日本中へ一定のクオリティで映像を配信することを考えれば、衛星はやっぱり便利なんだって。コストだけではなく、みんなにとって必要な技術ってなんだろうって考えての研究っぽくて好感。実際は利権がらみでドロドロなんだろうけれど、民間ではなく、国営機関が技術研究する意義みたいなのを再確認しました。エンコーダ/デコーダのラックを横目に質問できたりもして、舞台裏見えて興味深かった。サンプル映像がいまいちわかりづらいのは、やっぱり愛すべきNHKたる所以です。

NHK技研では、スーパーハイビジョンのさらに次の規格として、3次元モデルの立体映像表示を考えているみたい。スーパーハイビジョンが20年後の技術って言われているから、3次元は40年後くらいになるんでしょうか。「実用化されたらすごいですね!おもしろいですね!」とフンフン鼻息あらく素人まるだしで質問しているぼくに対しても丁寧に、「まだまだ先の技術ですが、注目してくれるとうれしいです。がんばります」なんて穏やかに応えていた技術者まじカッコいい。抱かれてもいい。っていうかたぶん半分抱かれてた。国営放送ばんざい!