気分は日記

あんまり調べずに書く、よくある感じの日記です。

翼竜ナウ

そういえば先週、http://www.asahi.com/yokuryu/に行ってきたんだった。

ショックだったのが、あいつら歩くらしいってこと。自らの羽ばたきでは浮上できなくって、基本的な移動は羽のように膜を張った前肢も使って4本足歩行で実現していたらしい。しかもやたら種類ごとに大きさの差があって、小型のものはより爬虫類らしい骨格で、後肢は広く開き、まさに四つんばいって感じで歩いていたんだとか。デカいのはデカいので頭が支えられないもんだから体を起こして、ちびっこがTシャツのすそ広げて両膝つっこんでよちよち歩いて遊んだりするでしょう、あんな感じで歩いてたってシュミレーション結果が出てるんだって。

あと、へーってなったのが、翼を形成している膜。あれコウモリと一緒で血管や神経が通ってる皮膚みたいなもので、風の動きを敏感に察知できたらしい。しかも皮膚で知覚した情報をちゃんと統合できるように、脳も同規模の恐竜に比べて容量が大きかったらしく、現在の説ではかなり繊細なグライダー飛行を出来たんじゃないかって言われているそう。水面すれすれに飛んで海洋生物を狩る。よちよち歩いてる姿とのギャップにまじ萌える。

ミクロラプトル・グイの発見とか羽毛恐竜の影でなんとなく肩身の狭い翼竜だけど、生態のユニークさだけでも十分興味深かった。数十センチ〜十数メートルまでばらつきのある大きさから頭骨の形状の違いまで、1つの種なのに多様性のある進化をしているのも見ていて飽きない。首長竜と一緒に『非恐竜展』みたいなのやって、標本見れる機会が増えるといいなーと思いました。あとこういう話をしても会社の人がひかなくなってきたので、いいのかわるいのか判断がつきかねるなあと思いました。