雨。「足元がぬかるむ日は行列が短いの法則」に従い、気になっていた小さな寿司屋へ。カウンターにテーブル席が2〜3卓だけの店内は1人でも入りやすく、客層に幅がある。外回り中っぽい女性・近所に住んでいる様子のおじいさん・職場から離れて1人になりたそうな若者などが静かに寿司をつまんでいて、ファーストフードとしての寿司を感じる。隣に座ったおじさんは、鉄火丼を頼んだらしい。こっそり眺めると鉄火と呼ぶにはトロみの強い脂の乗った切り身が丼からはみ出している。ぼくが注文したのはにぎり1.5人前。ぽってりとしたネタの旨味。あら汁とデザート付きで1,200円だった。
