気分は日記

あんまり調べずに書く、よくある感じの日記です。

簡単日記(20231019)

高瀬隼子『水たまりで息をする』を読む。夫がある日を境に風呂に入らなくなり、夫婦の日常が少しずつズレていく小説。河川の氾濫後、水たまりに取り残される魚とそれを見つけた子供の関係性に、狂い始めている人と狂わない側の人間との距離感を重ねる。構造はハン・ガン『菜食主義者』に近く、物語の感触はより湿度が高い。