気分は日記

あんまり調べずに書く、よくある感じの日記です。

簡単日記(20240508)

何か違いが欲しくて少し歩き、関内のインドネシア料理店『チンタ ジャワ カフェ』へ。ナシゴレンビーフンゴレンなど知った料理名の中に「チキンのお粥」なるものがある。お粥だがターメリック風味らしい。なにやら焼き鳥のようで焼き鳥では無さそうな串焼きが付いている。これは確かな違いがある。違いがあるが、いまぼくが欲しい違いはこの距離のものなのだろうか。日本語が聞こえてこない店内でメニューを眺め、頼んだのはビーフンゴレンだった。海老の香りや良く焼かれた卵の食感が、細いビーフンに織り込まれており期待通りうまい。

簡単日記(20240505)

笠間の陶炎祭へ。益子は何度か行っているけれど、笠間は今回が初めて。(9時の開場に先立って、7時半頃に南駐車場に到着したところ余裕で駐車できた)

李志杰さんの、手になじむ曲線が気持ちいい初めて見る形のうつわ。この形自体はかなりシャープな印象で、その中でも比較的釉垂れが強く出ているものを選んだ。磁器のような清潔感のある白地に対し釉薬の青とピンクの色が表情になっていて、少し隙を見せてくれているような気がしてかわいい。

DOBE RECORDSの陶器の指輪も買った。つるつるとゴツゴツの両方の手触りがある。つけている指が楽しい。

土浦に移動し、『バディーズリブカンパニー』にてプルドポークコンボで夕食。スペアリブがめちゃくちゃしっとりとして柔らかく、プルドポークも旨味がじゅわっと感じられる。美味い。

簡単日記(20240411)

U-NEXTで『ポーカー・フェイス』を観る。おもしろかった!なぜか嘘が分かってしまうチャーリーが、カジノで人の死に関係してしまい追われる話。逃げた先々で事件が起こる巻き込まれ型倒叙ミステリーで、良いキャラクター造形と高品質な映像・演出が相まって、1話完結の満足感があった。アメリカ各地のいろんな暮らしが舞台になるもの良かった。荒野に立つロードサイドのガソリンスタンド、農場とBBQハウス、ライブバンドのツアー先のパブ、映画関係者だった男が籠る山小屋、どこにも行けない雪深いロッジ、その全てで人が死ぬ。

簡単日記(20240409)

My new gear... である。Logicool『G304』を買った。自宅のノートパソコン用にマウスが欲しくなり、デスクトップで使っているゲーミングマウスであるところのLogicool『G603』の具合が良いため、同シリーズで比較的安価なものを買ったのだった。カーソルがキレ良く移動して気持ちが良い。しかしながら生活の構成に比例するように「自宅で」「プライベートな目的のため」「ノートパソコンを開き」「マウスを使う」時間は微々たるものであった(適当なテキストを書くときはソファなどに座りノートパソコンを膝に載せており、マウスが接地する場所がないのだ!)。しかし新しい道具は使いたい。かくして日中ほとんどの時間を過ごす職場に連れてこられたG304には悪いなと思いながら、PowerPointExcelをカチカチしてもらっている。

簡単日記(20240404)

綿矢りさ『パッキパキ北京』を読む。主人公の菖蒲が単身赴任中の夫がいる北京に乗り込みガシガシと動き回る話。北京のポップカルチャーが固有名詞を交えて細かく描写されており、現代中国の様子が知れておもしろい。30代後半の菖蒲がめちゃくちゃに元気で、とても良かった。中国のパワーと渡り合える女。

「(…)私にとって知性とはムカつく相手をどれくらい早く言い負かせるかだし、教養とは狡い男に騙されず自分の好きなように生きるスキルのこと」

綿矢りさ『パッキパキ北京』(集英社)P.119

卑しさや刹那主義の綱渡りに対する自覚も含め、『嫌いなら呼ぶなよ』に続いて「悪いやつ」の描き方に血が通い、グルーヴがある。次作も楽しみ。