気分は日記

あんまり調べずに書く、よくある感じの日記です。

良い

“なぜこれが良いと感じるのか" をうまく掴まえて言語化するのはいつになっても難しくて、そもそも自分はなにを持って好感を覚えているのか、なんの軸に沿って良いと判断するのか、どういった行動や経験が人の心を打つのか、気持ちが動くとはなにか、自分の感情とはどのように認識してどうやってコントロール下においていくのか、感性とは何か?みたいなことは基本的には学び、経験を通じて手触りのあるものとして体系化していくしかないのだなと思うとともに、ショートカットするためには “なにが良いと言われているか" を手段を選ばずに知り整理していくのが有効なのだろう。なのでコンペティションものがぼくは好きだ。

Netflix で『100万ポンドのメニュー(Million Pound Menu)』を見始めた。レストラン出店を目指すフードトラックのオーナーシェフたちが投資家に対して自分たちの看板メニューや事業計画をプレゼンし、資金調達を目指すリアリティ番組。どんなジャンルの料理が市場で美味しいと評価されるのか、投資効果が期待できるメニューは何か、誰とならうまく仕事が出来る予感がするのかを投資家目線で見れるのが楽しい。複数の投資家が出資したいと申し出た場合には、選ばれる側だったシェフたちが今度は主導権を握り選択する立場になるのもスリリングで良い。

競争のための価値観が提示され、その観点に沿って物事が合理的に判断されていく。世界はそんなにシンプルではないが、物事のサイズを知る目安としての定規はいくつ持っていても良いような気が、今のところはしている。