あいまい工場製造日誌

あんまり調べずに書く、よくある感じの日記です。

こたつ

雪!こたつをまだ片付けてなかったのが吉と出たぞ!

この世界の片隅に』を見る。広島で生まれ呉に嫁いだすずさんが第二次世界大戦終戦を経て生活を続ける話。怒りの映画だった。人間自らが人間にとって理不尽な事柄を増やしてしまうのはほんとうにバカだと思う。

ハン ガン『ギリシャ語の時間』読了。言葉を失った女性と視力を失って行く男が出会う話。古典ギリシャ語は既に口語では使用されない言語であり、その習得を通じて母国語では捉えきれなかった自分の世界を手繰り寄せ直そうとする様が切実だった。発せられた言葉は話者のコントロールを離れ思いもよらぬ場所まで広がっていってしまうけれど、そのやり方でしか自分が受け取っている世界の形を伝えることは出来ず、語るべきことを捉えられていないかもしれない、届けたい場所に届いていないかもしれない不安を抱えながらもぼくたちはただ語り続けるしかできない。

ギリシャ語の時間 (韓国文学のオクリモノ)

ギリシャ語の時間 (韓国文学のオクリモノ)