気分は日記

あんまり調べずに書く、よくある感じの日記です。

行動をやめても、何もしなくても死ぬ感じ

ミランダ・ジュライ『いちばんここに似合う人』面白かった。孤独を抱える女性たちを主役にした短編集。

いちばんここに似合う人 (新潮クレスト・ブックス)

いちばんここに似合う人 (新潮クレスト・ブックス)


社会や常識が個人に対して期待してくる「あるべき姿」に自分がフィットできない居心地の悪さを感じ、わたしは孤独だと認識している人が(当事者以外から見ると少し滑稽に見える)行動を起こすシーンには、危うい美しさが含まれているのかな。「ここ」に居続けるための切実さというか。行動をやめても、何もしなくても死ぬ感じ。決まりの悪い感じ。

翻訳されている著作は他にはないのだろうか。もっと読みたいな、この人の本。ミランダ・ジュライ監督作品『the Futhure』は近々ジャック&ベティで上映するらしいので行こう。