気分は日記

あんまり調べずに書く、よくある感じの日記です。

新書ライクなタイトルすら人をくっていて好きなのだ

黒木夏美『バナナの皮はなぜすべるのか?』読んでる。まだ途中だけど、これはとてもおもしろい本なのでオススメです。

バナナの皮で滑るギャグの起源は?なんて疑問からスタートし、笑いの仕組み、各国における「バナナの皮」という慣用句の意味、「お約束」のメカニズム、日本文壇におけるバナナの立ち位置などを膨大な資料を元に、淡々と、としか言い様のないトーンで浮き彫りにしていく。重箱の隅をつつき続けたらずりずりと世界がズレてきて、隠れてた珍妙な景色が見えてくる感じ。

かくありたいもんだ。読み終わっちゃうのがさみしいので、通勤中にのんびり読み続けるつもり。