求職率が高く職に困らない。代々事業を展開している家系も多く持ち家もあり遊びにかけられる額も高い。名古屋に残ることを決めた男は、東京に出た男と比較してかなり自由だ。NGはそんなイケてるオレに酔えるジェントルに向けたハイクラスマガジン。ゴシックMB101がいちいち暑苦しい1特では名古屋で活躍する8人のビジネスリーダーに取材を敢行。名古屋に根ざした人生哲学が次々と語られる様は、なんだよ身内ばっかりホメやがってとよそ者を拗ねさせるには十分なボリュームだ。さらには名駅前の再開発を「飛躍」と言ってみたり、加齢を「チューニング」するためにエステに行ってみたり。やってることはLeonみたいにスノッブなんだけど、どれもなんだかほほえましい。それはきっとどの店も、人物も、地元つながりで近いから。ちょっと頑張れば手が届いちゃう。そんな位置にNGの特集は存在している。妄想させつつも、読者から離れすぎない。地方都市って現実的で、NGみたいに使い勝手がいいのかも。
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