気分は日記

あんまり調べずに書く、よくある感じの日記です。

40代からの小京都レッスン『金澤』

夏休みの自由研究、第二段。旅先で見つけたキャラ立ちしてる地方のカルチャー誌を何回かに分けて紹介します。いやーけっこう面白いねこのジャンル。ただ飲食店の情報ばっかり載せてるタウン誌ではなく、ミーツ・リージョナルみたいな特集の面白い雑誌を想像してもらえるといいかも。その街の空気感があるからできる特集。そんな雑誌が今ちょっと面白いんじゃね?なんて思ったのでした。まず一回目は、石川県で見つけた『金澤』。

小京都の魅力、お子様にはわかんないよね。そんな声が聞こえてきそうな1特、茶屋街の芸妓さん特集。追い討ちをかけるように2特、40代からのヘアサロン選び。広告も、不動産、車の販売店、ブランド品販売店、旅館など、よくターゲティングされていながらも幅広い。『金澤』は身も蓋もなく富裕層の35〜40歳半ばの夫婦を狙ってるんだろな。趣のある料亭で食事して、レクサス乗って、ちょっとひいきの若い芸妓のいる茶屋で「旦那」なんて呼ばれてみたい。金澤にU・Iターンしたら、そんな夢がかなうかもなんて思えるいい距離感の紙面構成です。壇れい(金麦のCMの人ね)を篠山紀信が撮影している表紙も抜かりないし、金は使ってくれない、いつかは出て行っちゃう、そんなツレない若者は相手にしないって、地方都市としてはひとつの正しい選択なのかもね。