気分は日記

あんまり調べずに書く、よくある感じの日記です。

40冊

今年読んだ面白かった本、7-40冊を一気に書くよ

仕事収まったー。おつかれさまでした!今年やり残したことで、すぐに片付きそうなことから順番に。 2007年が終わるまでに、40冊の本を紹介するよ(2007-05-20) みごと立ち消えたこの企画、6冊でいきなり止まってました。相変わらずの三日坊主!というわけで…

機本伸司『神様のパズル』は理系青春小説でした

ひきこもりツンデレ天才美少女と就職も決まらないダメ学生が、宇宙の作り方を追求する話。一見ハルヒっぽいラノベかと思いきや、ハードSFだったので驚いた。ぐいぐい読める。よく勉強したんだろうな、書き手の理系知識でうまーくSFっぽさが出ています。出し…

なんかムカつく朝日新聞特別報道チーム『偽装請負―格差社会の労働現場』

日本の製造業(ITもそうだけど)が抱える一番の課題は、見積り上でいちばん簡単に圧縮可能な人件費の削減だ。その要望にうまく応えたのが、クリスタルグループ(今はグッドウィルグループがグループ全体を吸収)をはじめとするアウトソーシング企業だった。…

吉田豪『男気万字固め』はインタビュー仕事のお手本、いやまじで。

答えを知ってるのに、あえて聞く。インタビューってそういうものだと吉田豪はこの本で体現してるみたい。インタビュー対象者の著作は全部読んであたりまえ。レアなエピソードもどこからか仕入れて準備万端。そんな状態で山城信吾やガッツ石松、小林亜星にさ…

学者の萌えどころを知る、三木成夫『胎児の世界』

胎児の世界―人類の生命記憶 (中公新書 (691))作者: 三木成夫出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 1983/05/23メディア: 新書購入: 4人 クリック: 33回この商品を含むブログ (60件) を見る胎児は母の胎内で、動物がたどってきた数億年の進化の歴史を追体験し…

今だから面白い、鈴木謙介『カーニヴァル化する社会』

『動物化するポストモダン』でおなじみ、東浩紀せんせの弟子が著者らしい。ある人から「君を見てると、まさにカーニヴァル化って感じがするんだよ」と言われ渡されたこの本は、たぶん、20代後半から30代前半の、ベンチャー企業に勤めてる人だったら頷いちゃ…

本谷有希子『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』はキャラクター小説

自己を肯定するために、挫折を周りのせいにし続ける女優志望の姉、澄伽。そんな姉の様子を観察することに、面白さを見出してしまった妹、清深。中心人物の二人をはじめとした登場人物が特徴的で、ある特定の感情であるとか、環境であるとか、キャラがとても…

2007年が終わるまでに、40冊の本を紹介するよ

●今って、読書流行ってんのかな?最近なんだか、読んでる本やオススメの作家を聞かれることが多い。春だしね。新社会人になったとか、今年度は本を読もう!とか、そういう決意のたまものなんだろう。じゃあ、せっかくだからぼくもその流れにのって、ちゃんと…