気分は日記

あんまり調べずに書く、よくある感じの日記です。

みんなが忘れた

東西線の方へ行ったので以前先輩に教えてもらったパン工場へ。ここのデニッシュはバターたっぷりでめちゃくちゃゴージャスで、軽くトーストするとすごくおいしいのだ。

仕事終わりにさくっと買って帰ろうと、19時頃寄ってみると完売の張り紙が出ている。24時間販売だったはずなのに、はて、と店員さんに聞くと「テレビに出ちゃって行列になり、路駐も多くて近所に迷惑がかかるから時間限定で売っている」のだとか。しばらくこんな感じの運用とのこと。みんなが忘れた頃に、こっそり行くしかあるまいな。

これは体の良い

松田青子『ロマンティクあげない』を読み始める。松田青子さんのエッセイは勢いがあって良い。朝、会社に向かう道中に読むと元気が出る。今週中に読めるかな。

『ブレッチリー・サークル』シーズン2の2話目まで。スーザンが抱えていた問題を乗り越え、国外に去ってしまい、これは体の良い降板ではないだろうかと憤慨。降板させたいときは海外へ行かせよ、というのは『渡る世間は鬼ばかり』で知っている。一見地味な主婦であるところのスーザンが、謎を解くときは誰よりもイキイキとしているところが良かったのだが、残念。残り2話です。

ロマンティックあげない

ロマンティックあげない

シーズン2の1話目を

1ヶ月ぶりくらいにジムへ。2月は体調崩したりなんだりであんまり行けなかったなー。行けばスッキリと気分が良いのでまた再開したいところ。

Netflix で『カイバ』5話目まで見る。けっこう世知辛い世界観のSFで、手塚治虫チックな絵柄を選択している意図を感じる。海外ドラマは『ブレッチリー・サークル(The Bletchley Circle)』を。第二次世界大戦中、イギリスの暗号解読部隊にいた女性4人がそれぞれの特技を生かし謎を解いて行くミステリー。戦後の平和な時代より、戦時中のほうが優秀な女性が活躍できる場所があった、というのが皮肉だ。こっちはシーズン2の1話目を見終えたところ。

リビングの机の上

洗濯物を干し、流しの洗い物を片付けると午前中が終わっていた。リビングの机の上が雑然としており、ここはすべてのものが一時的に通り過ぎるだけの場所、あなたたちが居るべき場所に帰りなさい…と神の気持ちで掃除を進める。

昼過ぎ、いきなりステーキでワイルドステーキ450g。脂の少ない赤身肉なので胃にもたれることもなくぺろり。最寄駅周辺を少し散歩して、夜は手巻き寿司。川崎ブレイブサンダース横浜ビーコルセアーズの試合をDAZNで観ながらのんびりビールを飲んだ。夕食後、なんとなく動きたくなくなって24時過ぎまでゴロゴロ。赤身肉と手巻き寿司の消化にのみ特化した生き物になった気分。

行動をやめても、何もしなくても死ぬ感じ

ミランダ・ジュライ『いちばんここに似合う人』面白かった。孤独を抱える女性たちを主役にした短編集。

いちばんここに似合う人 (新潮クレスト・ブックス)

いちばんここに似合う人 (新潮クレスト・ブックス)


社会や常識が個人に対して期待してくる「あるべき姿」に自分がフィットできない居心地の悪さを感じ、わたしは孤独だと認識している人が(当事者以外から見ると少し滑稽に見える)行動を起こすシーンには、危うい美しさが含まれているのかな。「ここ」に居続けるための切実さというか。行動をやめても、何もしなくても死ぬ感じ。決まりの悪い感じ。

翻訳されている著作は他にはないのだろうか。もっと読みたいな、この人の本。ミランダ・ジュライ監督作品『the Futhure』は近々ジャック&ベティで上映するらしいので行こう。

30代半ばで振り返る「若かった」自分の話

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

読了。30代半ばで振り返る「若かった」自分の話。

 

そういえば先日読み終わった『オスカー・ワオの短く凄まじい人生 (新潮クレスト・ブックス)』はSF好きのオタクがマジックリアリズムに触れる話、ではなく、オタクの主人公に到る一族が背負った「呪い」の話だった。

あるものが「世界」に存在していると認識してしまった状態を「呪い」にかかると言うならば、その存在を引き受けて生きていくこと・自分の意思でその「呪い」を乗り越えていくことこそが、生きていくことなのかなあ、なんて思った。終わらない『百年の孤独』みたいな話で面白かったです。

彼の人生、モテの絶頂期は7歳だった

寝床で寝ぼけながら『無限』読了し、今日から『オスカー・ワオの短く凄まじい人生 』読み始める。

オスカー・ワオの短く凄まじい人生 (新潮クレスト・ブックス)

オスカー・ワオの短く凄まじい人生 (新潮クレスト・ブックス)

ドニミカ系アメリカ人でSF・ファンタジー小説やアニメ好きのオタク少年が主人公。彼の人生、モテの絶頂期は7歳だった、と言い切られているところまで読んだ。あらすじによればこの先、ドミニカでマジックリアリズム的なものと出会うらしい。すごく面白そうなプロットだ!